ナマケモノの飛行訓練

記憶のすべてがかすんでみえる。うろ覚えでつづるひこうくんれん。

おっさんが、ちょうどいい店、ひとに教えたくない店、教えたいブログ。

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 お題で、“ちょうどいいお店”とのことだったのですけど、書こうとして放置していたらテーマが終わってしまったようなのですが、“ちょうどいい ”機会なので、このまま話を進めさせてもらいます。

 

 

 わたしは吞んべえなのでしょっちゅうお酒を飲んでいる。

 酒飲みの第一の鉄則として、お店は家から近ければ近いほどいいというものがある。あるでしょ?あるよね。

 電車でひと駅ふた駅くらいならまだしも、三十分以上電車に揺られて帰宅することを考えると、おちおち泥水することもままならない。

  この鉄則には絶対的な自信がある。電車に酩酊している人間ばかりいることがどれほど酷い絵ずらかは、年末の終電車に乗ってみれば一目瞭然だろう。あれは、年末だからしかたなく飲み会に参加した輩のなれの果てなのだ。

 

 それはともかくとして、わたしはインターネットで紹介される飲み屋さんを、あまり信じないことにしている。こと、「人には教えたくない〜」みたいな感じに銘打たれていると、うそぉん、と心の中で呟いている。

 なぜかといえば、理由はシンプルで、酒飲みとしては、教えたくない店は“本当に”教えたくない、というのが本心だとおもっているからだ。

 

 わたしはここ数年、横浜市の海側を住まいにして、野毛という町でしばしば呑んでいる。このあたりの地域に詳しいひとならば周知のこととおもうので、詳しくは語らないけれど、四、五年前から、この町の飲み屋街が急に流行りだしてしまったのだ。

 引っ越しをする前に、何軒か不動産を巡ったり、町を下見したりしていた時分には、サラリーマンやくたびれたおじさんばかりが集う、野毛ならではの、わたしの知るお馴染みの独特のイメージがあり、その頃はどの店でも予約なんてものはせずに、気軽に飛び込むことができ、満席というほどでもなかったものだ。

 

 ところがどういうわけか、ここ数年の間で、町は急激に変化していった。なにやらオシャレげな雑誌に載ったのか、人気番組で紹介されたのかは判然としないが、爆発的に若者の姿が増えてきたのだった。

 まあ、それはいい。近所が活性化していくのはまるっきり悪くもない。むしろ年齢が若返るというのは良い徴候ではあるのだろう。

  けれど、どの店にも気軽に入れなくなってしまったのは非常に痛い。今までは予約などせずにサクッと入れていた店も、いつの間にかに行列なぞできている始末。

 

 野毛とは本来、気軽さが売りの飲み屋街だったのではないかと、わたしはちょっとだけやっかむのだ。

 サラリーマンでありくたびれたおっさんでもあるわたしが、越してきて楽しみにしていた、同類と混じり合う空間が、気がついたら、なにやら爽やかな青年や、やたら朱い紅をひいた若い女性ばかりに囲まれる居心地の悪さを、少しくらいは理解してもらいたいというのが、正直な気持ちでもある。

 

 この界隈の店の文化というか習慣として、気軽にどこかの店で一杯、二杯引っかけて、それから別の店でも一杯、と、ハシゴする客が多く、それを見越した店側のひとも、会計を済ませると、ありがとうございますではなくて、「いってらっしゃい」と声をかけてくれる。

 わたしはシンプルなので、いってらっしゃい、なんていわれると、よぉし、もう一軒いっちゃうよー、という気持ちなる。簡単に。

 だが、いってらっしゃいと声をかけられて、二件目に気軽に入れる店がなければ世話もない。軽快にハシゴできずに店からあぶれてしまうと、本当にトホホな気持ちになるものだ。

 

 それでも若者というものは、往々にして川のように徒党を組んで流れるもので、その流れは流行に乗った店か、でなければ大通りに限られていて、少し外れた通りではあまり見かけなかったりもする。

 おかげでここ数年あまりのあいだに、少しずつだが、なんとなく気軽に入れる居酒屋というものも開拓できてはいる。

 

 そうかとおもって油断していると、昨日までは場外競馬場帰りのおじさんしか見かけなかったような立ち飲み屋でさえ、ある日を境に、急激に若者が列を成して並んでいるから不思議なもの。ネットワークの普及によって、もの凄い角度から流行というものが押し寄せてくるのだから興味深い。

 いやいやそこはおじさんたちの領域にしておけよ、おまいらはみなとみらいでも行って観覧車にでも乗ってはしゃいでいてくれぃ、なんてこと、・・まあ少しくらいは、おもいもするが、そこはぐっと、ホッピーと一緒に飲み込むことにしてはいる。

 

 そうそう、“ちょうどいいお店”とのことだけれど、この町にもわたしにとってちょうど良い店というものは数件存在する。その日その気分でのお酒や食事によって、そういう店をローテーションで廻して訪ねるのはなかなか楽しいものだ。

 

 だから、わたし的にはそういった、気の置けない数少ない店などは、非常に教えたくない。マジで教えたくない。ちょうどいい店というのは、ひとに教えたくない店でもあるのだ。万が一でも流行ってしまい、気軽に訪れることができなくなってしまってでもしたら、おじさんはとっても切ないのだ。

 

 それでもせっかくだから、一軒だけ紹介していきたいとおもう。ホント、一軒だけですよ。ケチだとおもわれても哀しいのですが、

 

tabelog.com

 ↑ 横浜野毛町に立ち寄ったらぜひどうぞ。みなとみらいで遊んだあとにでもどうでしょうか。お父さんっ。 

  土日は予約したほうがよさそうですけど、気軽に立ち寄っても席は空いているかもしれません。比較的若者も少ないように感じます。スタジアムで野球がある日などはベイスターズファンも立ち寄ります。空いている時などには、店主と常連さんがテレビで野球中継を観ていたりして、お馴染みの居酒屋ならではの牧歌的風景も味わえます。

 メニューも多く、安価のわりに料理のポテンシャルは高いです。わりと珍しい穴子料理も食べれます。

 念のため断っておきますが、この店だけ若者がいないという話しではありません。比較的少ないかもしれませんが、どんな年齢層でもお酒は楽しめます。あ、もちろん飲めないひとも料理だけでもね。

 

 と、いうことで、ここからがわたしとしては本題なのだけれど。

 わたくしも一年あまりここにいて、いろいろなひとと交流したり、一方的に読者としてファンになったりしている。

 ブログというものはおそらく女性のひとのほうが多いとおもうのだけれど、いやいやどうして、わたしも含めて男性だってしっかりがんばって主張をしているとおもったりもする。

 

 そういうわけで、今回はおじさんであるわたしと同じくして、おもわず杯を交わしたくなるような、(おそらくは、おじさんたちの、いや本当は若かったらごめんなさい)素晴らしいブログを、三つほど紹介させていただき、可憐にお盆休みへと去っていこうとおもいます。

 

syuten0416.hatenablog.com

 ↑ 朱天さん 。

 早い段階でわたしが読者登録させていただいたかたです。まだわたしが他人様のブログにもあまり興味なかった時分から、このひとの記事は毎回チェックしておこうと、密かに更新を楽しみにしていたかたのひとりです。

 日常のことと、ゲーム(カードゲーム?)と競馬のことを主に綴っているブログです。ゲームと競馬の話題はあまり詳しくないのでスルーさせてもらっていますが、日常生活に関する文章がとても共感できたり、関心したりしています。

 リンク貼ってみて気づいたのですが、「毒にも薬にもならない呟き」と紹介されているのですね。ペシミズム。んー。たしかご本人もそう書いている文面もあったとはおもいます。

 たしかにペシミストといえばそうかもしれませんけれど、このひとの文章からは悲観論者的な印象は不思議と抱きません。強いて言うならフラットな思考の持ち主とでもいいましょうか。むしろ、ペシミズムの中にしか存在しない、精度の高いオプティミズムすらも感じたりもします。

 文体の落ち着いたペースが心地よく、毎回楽しみに読ませていただいています。嬉しいことも悲しいこともテンションが変わりません。最近、わたしからしてみてもとても喜ばしいことを、ものすごくドライに自己分析していました。そういうところがおもしろいとおもいます。

 実をいえば、わたしが一方的に読んでいるので(大概のかたはそうですけど)、会話を交わしたようなことは一度もありません。なので、こうしてリンクすることが本人はあまり喜ばしいことではないかもしれないので、勝手に貼っておいて、わたしとしては怒られはしまいかと、少し恐れております。

 

wp-dandy.hatenablog.com

 ↑Waidanさん

 先にいっておきます。おもしろいです。本当に笑えます。

 そりゃわたしもはじめはアイコンが渋いしIDもワイダンだし、俺があいつを見返す、なんてタイトルなので、復讐的な、穏やかでないというかちょっと怖いというか、イケイケな感じのひとかとおもって、はじめはあまり真剣に読んでみたりはしませんでしたよ。でも、いちどしっかり読んだら、もうね、モニターに向かって謝りたい気持ちいっぱいになりました。いろいろギャップがすごいです。

 嘘だとおもったら一度だけ、どの記事でもいいので読んでみてください。たぶんどこをチョイスして読んでみても、最低一度はフフッとにやけてしまう文面が絶対あるとおもいます。安心してください。まあ、たまにはシモ的なこともいっておりますが、ぜんぜん猥談なんかではありません。むしろちゃんとした面白い漫談です。

 わたし、実を言えば結構過去に遡って読んでみたりしているのですが、なんか面白すぎて悔しくて、なんならずいずい星とか付けて熱烈なファンだとおもわれるのがなんだか恥ずかしいので、暇なときにランダムで過去記事をよんだりして、密かに楽しんでいる所存でございます。

 

konma08.hatenablog.com

↑こんぱちさん。

 あ、ここに来てくれるひとには、教えることもないかな。みんな知っていそうですね。一応、紹介しておきますと、こんぱちさん5児の父です。5児!こじですよ。がんばりましたねー。

 映画の話題がメインですが、最近は他のかたのブログを紹介することがメインみたいになっているような感じもします。

 ものすごいオープンマインドのひとで、いろいろなところで楽しく明るいコメントを見かけます。はじめて訪れたブログなどにこんぱちさんのコメントがあると、なぜか安心して読者登録ができるような気もします。って、これ前にもいったかな?

 なんかもうわたし的には近所にいる友だちみたいな感覚になっています。これで実際お酒でも一緒に吞んでみて、全然違う怖くて難しいひとだったりしたら、パーソナリティ詐欺で訴えるレベルです。そんなことないですよね?ね、こんぱちさん。

 

*****

 

 というわけで、今回紹介させていただいたひと以外でも、まだまだ面白いひとは沢山いますが、キリがないのでこれまでにしておきたいとおもいます。

 

 週末からはお盆休みとなりして、しばらくは飛行訓練もお休みとなります。

 みなさんもお身体には気をつけて、お盆を楽しくゆっくりと過ごせますよう、ピピっと電波を飛ばしていますので、それではしばらくさようなら〜。

 

 

 朱天さん、Waidanさん、勝手にリンク貼ってしまってすみませんでした。

 ・・・こんぱちさんは、ダイジョウブですよね。