ナマケモノの飛行訓練

記憶のすべてがかすんでみえる。うろ覚えでつづるひこうくんれん。

泣ける、どストレート。

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 知ってます?「僕のヒーローアカデミア」。まあ若いひとならもちろん知ってますよね。お茶子さんのむっちりしたところがまたかわいいですよね。

 

 このあいだ昼休みにHuluで観てたら、感動して泣いちゃいました。それで描いちゃいました。出来上がってみておもったのですが、なんか適当だし普通ですね。こういうのって、どこまでオリジナルを崩してもいいのかわからなかったです。なんか昭和のころの原宿とか江ノ島とかに売っていた、パチモノのグッズみたいな絵柄になってしまったような気もします。もっと時間かけてしっかりチャレンジしてみればよかったです。

 

 それはともかく、劇場公開もする?しているようですね。年甲斐もなく観にいこうかなとおもっちゃったりもします。これ、別に映画の感想みたいな話ではないですよ。

 

 ということで、今日はちょっといずく君とお茶子さんを描いてみたくなっただけだったので、これといって言いたいこともないのですけど、せっかくここに来たのでちょっとタイプしていきます。

 頭のなか相変わらずの無計画ですけど、まあ、いつものテイですね、それもこれも。

 

____________

 

 

 歳を追うごとにめっきり涙もろくなってきている。

 と、おもっていたけれど、よくよく考えればわたしは幼い頃からもの凄く泣き虫だったことを思い出した。

 

 いちばん古い記憶では、保育園の頃に「おじいさんの古時計」を合唱で歌う度に泣いていたことを思い出す。

 おもえば物心ついたときから、老人にめっぽう弱かった。たぶん自分より先に間違いなくいなくなってしまう存在を、畏れていたのかもしれない。

 

 おじいーさんの うまれたとしにー かってーきた とーけいさー、

 

 まではなんとか耐えられるものの、当時のわたしはもう半べそみたいになって、

 

 ♫いまは・・、

 の、この“いまは”からの、「いまは・・」の、溜めにどうも弱くて、幼いわたしにとって、おじいさんが産まれた年から“いま”という悠久な時間が流れたということをおもうと、鼻の奥がツンツンするのだった。

 それから、

 

 ・・・もぅ (あああ、だめだめ、もうだめ)

 

 ・・・うごかにゃ・・い〜〜〜〜 (スンッスンッ、グスグス・・)

 

 をじぃいいさんのーとげいぃぃぃびじぇあエエエエーんエーンエンエンエン、ヴオォォーーン

 と、いつもなっていた。天国に昇るおじいさんが時計ともお別れするくだりになると、もっとひどいもので、もはや正気を保てず頭痛がしてくるほどに大号泣していた記憶ある。

 

 しかしある時、先生がみんなの合唱している様子をテープで録音して聴かせてくれたことがあリ、そのときに歌の後半でわたしの号泣するピギャーみたいな音を聴かされて、すごい恥ずかしくなって、以来、こんな歌で泣くものかとおもい、わたしは涙は捨てたのだった。

 

 それ以降でここ最近までは、

 ・・まあ正直に白状すればちょいちょい号泣しているのだけれども、流石に「おじいさんの古時計」的な、セカチュー的な?重松清的な?ド直球で涙することはなくて、青年期にわりとサブカル的なコンテンツばかりに触れていたので、なんとなく変化球で攻めたような、特殊な琴線と涙腺を培っていたつもりでいたのだけれど、近頃はもう幼年期の涙腺に逆戻りしているようだ。

 

 「僕のヒーローアカデミア」でもそうで、まさかジャンプ漫画のしかも原作も読まずにアニメ作品だけで泣かされるとは、おもいもよらなかった。

 それも王道中の王道少年バトルストーリィみたいなもので涙が出てくるおじさんは、もうどうかしているのではないかとおもう。仕事でなにかあったの?て、訊かれるレベルだとおもう。

 理由も何もありゃしない。正義の味方の、オールマイトというのだけれど、彼は絶対的な正義感と強さを誇っていて、その彼が渾身の力で宿敵をパンチしたところで、なんだかその理論もへったくれもない、相変わらずある意味、旧弊的な少年漫画の根性論みたいなことで限界を突破する様をみせられて、なぜだかぽろりと涙がこぼれたのだった。本当にそれだけだったのだ。

 

 それまでの記憶の限りでは、漫画に泣かされたのは、「バガボンド」の宮本武蔵がひたすら畑を耕すところを読んで、マンガ喫茶でなぜか大号泣をしたくらいで、さらに遡ればえんどコイチ先生の「死神くん」の「心美人」という話で泣いたけれど、その頃はまだお爺さんの古時計で必死に涙をこらえているような年代だったので仕方なかったとはおもう。

 そう考えると、武蔵が畑を耕すくだりで泣くのはたぶん変化球的だし、むしろいいストーリーだけど決して泣けはしないひとのほうが多いとおもうし、作者だってそんなことは別に想定してもいないことだとおもう。

死神くん 2 (集英社文庫―コミック版)

死神くん 2 (集英社文庫―コミック版)

 

 (↑心美人はこれに載っているみたいですね。たぶん感動しますよ。死神くん)

 

 わたし的には、自分が感動する法則みたいなものに、けっこう複雑な物語が絡み合って、なんていうか、雨だれで穿たれるように細かいジャブを連続して入れられて、結局最後に涙腺が決壊するような感じなのだけれど、今回みたいな、友情勝利努力の完全どストレートに簡単に涙腺をぶち破られることは、めずらしいといえば、珍しかった。

 

 こういうどストレートなものとか、ましてや「泣ける〜」みたいな感じに銘打って打ち出されるものは、あまり好みでもなかったとおもいこんでいたけれど、ただの食わず嫌いだったのかもしれない。

 

 飲みの席なんかでも繁く交わしてきた、「これは泣ける」みたいな話題。 そういうのって、ひとの琴線はそれぞれなので、みんながみんな合致するものではなかったりもする。それにどんな作品も泣き所だけを探すような見かたは、芸術鑑賞としてはすこしさもしい感じもする。まあわたしは泣き虫なので、大概は感動できるのだけれど。

 

 それでもわたし的には、まさに「泣く」に特化したような、どストレートの鉄板みたいなものが三つほどあって、過去にそれを進めた知り合いは、皆、おしなべて「泣いた!」と力強くいっていた実績もある。

 

 

 ということで、いまおもいついたのですが、最近、怪談ばかり考えていたので、今回はその、わたし的には鉄板で「泣ける」三つの作品なんぞを紹介して、可憐に去っていこうとおもいます。

 

♯1

まずひとつめは、

鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)

鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)

 

  ご存じでしょうけれど、泣ける物語どストレートの名手、浅田次郎の有名作品。

 ですが、表題の「ぽっぽや」ではなくて、これに集録されている、「ラブ・レター」という物語が、まあ泣ける。絶対泣ける。なんなら涙でページ捲られなくなります。映画だかドラマにはなっているようですが原作がダントツです。

 本当です。嘘だと思うならいちど読んでみてください。

 もし泣けなければ、わたしが朗読して号泣している動画をYouTubeにアップしてもいいくらいですが、そういうことをいうと、ぜんぜん泣けなかったと嘘をついて、わたしの号泣動画をみてやろうと逆張りするような酔狂なひとが出かねないので、そういう確約はできませんが、気持ちはそれほどです。

 

♯2

ふたつめ、

うしろの正面だあれ [VHS]

うしろの正面だあれ [VHS]

 

  とおもってたのですが、これVHS版しかなくて、中古で一万円もするようです。あれ?DVDで観たような気がしてたのですけど、気のせいかな?

 え−。もう手軽には観れないのかな。すごい残念。こういう映画が淘汰されていくことを考えるだけでもすでに泣きそうです。

 戦争映画なので、泣くために観るというのもなんでけど、まあ主人公の子が不憫で。不憫というのは結構カロリー使うのですが、良い作品には違いありません。

 最近の風潮として、戦ったり特攻を賛美する映画ばかりをつくっていないで、この作品や、「この世界の片隅に」のような、一般の人たちからみた戦争というような作品が増えていけばいいのになとは、個人的におもいます。

 「泣ける」という観点からいえば、ものすごいです。エンドロールが流れる頃には、我慢してないで冒頭から泣いていればよかったのにと、後悔したくらいです。

 

♯3

みっつめ、

 あ、これは中古で買えるみたいです。何年か前に読みたくなって調べてみたら、ネットでプレミアがついていたような気がしていたのですが、記憶違いだったみたいです。

 表紙のインパクトで現代の若い子らには敬遠されそうですけど、むしろ若い子に読んでもらいたかったりします。上下巻なのでお手軽だとおもいます。

 しょっぱいです。どこまでいってもしょっぱいストーリーなんです。もちろん号泣します。ふたりの主人公も物語のなかで号泣しています。だから、正確にいえばもらい泣きなのかもしれません。

 

 

 

 ということで以上の三作品が、わたし的、どストレート泣ける作品のマキシマムです。機会があればみてもらえると嬉しい限りです。

 いっておきますが、一人でみることをおすすめします。誰かにみられたら、どうかしちゃったのではないかと心配されるくらいに、号泣するとおもいます。

 

 嘘じゃないです。本当です。もちろん広告でもなければ、アフィリエイト的なものでもありません。もし泣けなければ、わたしが朗読ないし鑑賞して号泣している動画をYouTubeにアップしてもいいくらいですが、・・・以下同文。

 

 それでは、仕事に戻りますね。ではでは。