ナマケモノの飛行訓練

記憶のすべてがかすんでみえる。うろ覚えでつづるひこうくんれん。

晴ればれ

 

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 三連休、久しぶりの晴天。連日の雨で出かけるのも億劫になっていたので、なんとなく心も晴ればれとする。せっかくの陽気なので来たるベき冬に備えて、冬服を買いに出かける。

 家からバイクで三十分程度、産業道路を走るとアウトレットモールがある。思えば新しいバイクを購入してから、はじめてギアを5速入れて気持ちよく走れた。普段は完全に通勤の足としてしか走らせない。横浜といえど中心地では信号も多く、バイクでも、そこまで気分よくというわけにはいかない。

 普段あまり買い物をしないせいか、買うとしてもネットで宅配してもらうせいか、自分の脚を使い選び、目当てものが買えただけでも、かなり気持ちがすっきりとする。

 ユナイテッドアローズでネイビーのセーターを買い、ジャーナルスタンダードでキャメルのPコートを買い、それから、通勤の防寒具としてコロンビアのジャンパーを買う。これはインナーにフリースを取り付けられる二重のチャックがある。これで冬がいつ来ても乗り切れる。

 キャメル色のコートなんて、かなりイケメンか、でなければおっさんでしか似合わないものだと先入観をもって思い込んでいたので、敬遠していたのだが、着てみたらことのほか悪くもなかった。なぜだろうと鏡に向かってその姿を眺めていたら、なるほど、自分がすでに立派なおっさんになっているからだと気がついた。それで購入するに至った。

 なんとなく主観だが横浜というか神奈川のひとは、無難な服を着ているひとが多い。当たり前だが東京都内に出かけると、かなり攻めたファッションでオシャレな格好をしたひとたちがそこかしことカラフルに街を彩っている。

 おそらく横浜は「世界の TOKYO」の近くにあるというだけで、あぐらをかいて都会ぶっている節がある。内実は観光地か、でなければドヤ街にしか強い個性はない。それでも立派な個性は個性だが。かく言うわたしもキャメルのコートを選ぶ程度でかなり躊躇してしまう。まあ、自分がオシャレだとは微塵も思わないが。

 それはともかくとして、仕事でパソコンのモニター。休みの日にはゲームの画面。それに酒を呑みながらテレビを見る。出歩くとしても日が暮れてから近所の飲み屋。で、絵を描くにしてもモニターと、常時フレームに取り憑かれて、なかなか枠から出られないこの生活。天気の日に外に出歩くことだけで、こうも晴ればれとした気分になるものかと、改めて感嘆。