ナマケモノの飛行訓練

記憶のすべてがかすんでみえる。うろ覚えでつづるひこうくんれん。

残響

わたしは文章を書いている。あるいは絵を描いている。 わたしはわたし自身を信じない。わたしの全てを疑っている。 たとえばあることについて語っているとき、そのほとんどが、自分の言葉ではないことを自覚している。わたしはわたしひとりの個性によって形…

スポーツ

残念なことにわたしは冬季オリンピックにあまり興味がない。話題のフィギアスケートに関しても、輪をかけてなんの知識も持たない。だから人気者のハニュウくんの話は到底できそうにない。 強いていうならばスノーボード、というかショーン・ホワイトのライド…

悠久のいま

仕事をして、家に帰る。二月は寒いのでほとんど出かけない。食事をして、お酒を呑み、テレビなんぞ見ながら笑い合あう。皿を洗い、風呂に入り、ベッドに潜り込み、すこしだけ本を読み、眠る。 連休が終わりの憂鬱なはずの週明けだが、なぜかそれすらも感じな…

たらたら、たらたら。存在証明。

※ほんとうに単なるぼやきなのであしからず。 わたしだって世の中の流れやニュースはときどき考えている。極めて雑に、マイルドには。 メディアに流れる情報はいつも怒りや妬みや蔑みや不満にあふれかえっているようにみえる。そのなかで正しい情報を見極める…

プロ妄想家。中二病2.0

(スタンド名:スリー・スイート・キャッツ ) ひとの頭の中をのぞいてみたい。ひとが何を考えているのかではなくて、なにを妄想、あるいは空想をしているのかを知りたい。わたしは日々かなりの空想をしていると思っている。自称プロ妄想家。だがこれは永遠…

むしろ駄目は、わたしです。── 或いはパクチー論争

日々、「駄目」ということを考えている。 グーグル先生で簡易に検索してみるとこうでる。 1.《名》囲碁で、どちらの所有ともならないところ。 目にならないとこ ろ。 「―を押す」(だめ押しをする。だめおし)2.《名ノナ》効果がないこと。 むだ。 「幾らや…

久しぶりだね。

関東平野に雪が降る。4年ぶりの積雪。おじさんがそわそわと窓の外をみる。まいったなこりゃ。でもなんだか嬉しそう。電車とまるんじゃないかこの様子じゃ。とりあえず急ぎのデータは持っとくね。わたしも調子をあわせる。今日はもう帰った方がいいよ。そうす…

イメージの(黒い)羽根

(もっとレトロな感じに描きたかったのに・・・けっきょくは想像力が乏しいわたしであります。) 日常生活でよく見かける野生動物はどれくらいいるだろう。わたしの住む地域ではどれくらい?ツバメやスズメ、ネズミ、中華街付近ではハクビシンを二回みたこと…

ポケットに押し込んで。

雨でも降ればいいのになとおもっていたら、天気予報が応えてくれたので、傘を持って仕事に出かける。 なんとなく心がぱんぱんに膨らんで、それからいまにも萎みそうだった。肩こりと軽い頭痛ですこし気持ちが悪かった。誰か他人が恋しかった。赤の他人が。雨…

書くこと語ること関わること。エピソード1

チューバッカとR2D2とイウォーク族のウィケットとわたしで、楽しく話をしている夢をみた。けれど次第にみんなのことばが全然わからなくなっていった。 すごく悲しかったので、なんで?と訊いたら、R2が「きみはきみの世界の言葉をもっと本気で取り組まなくて…

クラゲ

さいきん少しばかり気持ちが沈むことがあった。それも立て続けに。とはいえ、直接わたしが関わったことでもないのだけれど。 だがこの、“私ごとではない”というところが厄介でもある。 わたしは何らかのトラブルがあると、穏便に済まそうという気持ちより、…

しかたがねぇな、と。

雨天。本日予定なし。だから少しだけ時間を戻す。といってもほんの三日前。 9:10、無意識にもケータイをまさぐる。9:15、半覚醒、くるまる布団からにゅっと腕だけを伸ばしアラームを止める。わかってるってば、9:20。覚醒はいつも急速。右左右左、おぼつ…

嘘みたいで、嘘じゃない風景。

年末年始にかけてどこかへ出かけた記憶はない。そればかりか誰かと一緒に過ごすことさえも、ずいぶん久しぶりのことだった。 古事記によると、天と地が開けたときにまず三名のひとり神が産まれ、国が形をなさずに水にうかぶ油のようなものだったころに、ぽこ…

抱負、のようなもの。

(イヌってあんまり接点もないので気にしたことも描いたこともなかったけれど、けっこうカワイイ。) 口を開けば皮肉ばかりいってしまいそうなので、それは止そうとおもう。冗長すぎる文章も控えたい。新年早々からそれもよろしくないだろう。 代わりに今年…

オウトウセヨ 2 0 1 7

今回こそは手短いきたいものだが、きっとそうはならないだろう。わたしのことだ。冗長でくどいのはもはや長所と受け止めよう。 クリスマスに思い入れはない。ついでにいうと年末にも。たいした想い出もない。若い頃に仲間と馬鹿騒ぎしただとか、当時の彼女と…

「笑い」という覚悟

またしても不確かな記憶のもと、いい加減に語るが、相対的な理想像というものにも流行り廃りがあるらしい。なんでもアンケートによると、 〜60代 優しいひと 〜40代 元気なひと 〜20代 面白いひと ざっくりとこういうふうになるらしい。60代の「優しいひと」…

ほんわかぱっぱと、年の瀬。

今週のお題「今年中にやっておきたいこと」ということについてです。 週末、彼女の仕事が比較的入っていなかったので、今日はどうしようかという話になる。年末済ませたい用事もいろいろあるので、それをこなしつつ、近所の蕎麦屋にでも行こうかという話にな…

花束を贈るように

近頃は書く/打つというよりも、読むということが多くなって、この日記を更新する頻度が著しく下がった。このままでは自身に課せた月に最低10項目は書くという飛行訓練に届きそうもない。まあそれ別にどうでもいいのだが。わたしは少々活字中毒気味なので、誰…

不在による現存

みなさんご存じの〜、という姿勢で当然のように説明を省くのはあまり好みではない。それはまるで、みんなが楽しくフォークダンスを踊っているときに体育館の隅でクスクスと笑い合っている少数派の連中がいて、その様子がなんだかみんなで楽しくしている様を…

さらに加速、記憶は逆再生するルサンチマン

ー前回までのあらすじ 仕事の忙しさに妄想に逃げ込んだナマケモノ。カムパネルラに導かれて危うく銀河鉄道に乗せられそうになるも、そこで作業は中断。だが次の日もその次の日も続く単純作業の徒労からついに悟りを開いたつもりが「魔境落ち」寸前の状態に陥…

魔境落ち

てっきり眼鏡をかけていると勘違いしたまま、裸眼でモノを見ているような視力で、既視感的に語らせてもらうと、禅の考え方でいう「さとり」には、なんでも「小悟」と「大悟」のふたつに別れているらしい。そして、そこに至る状態の狭間には「魔境」があるら…

妄想は加速するルサンチマン

トラブル続きで仕事が押して、印刷と出荷が間に合わなくなり、数日印刷所を手伝うことになった。わたしは当然、技術を必要としない業務をこなすことになる。箱詰めをしたり、専門の機械でシュリンク包装したり。 印刷業務というものは、ちょっと前までは、過…

走るなよ、といいたい。

勤労感謝の日。仕事が入るといわれていたので自宅待機していたら、急遽スケジュール変更となった。半日以上も無為に過ごしてしまい、「俺の時間を無駄にするなよ」と、『ヒート』のアルパチーノよろしくおもったが、まあ仕方ないのかと飲みに出かける。結局…

面白い国の住人の、いなくなったらいなくなるタイプ

占いが好きなひとがいる。たとえば血液型にこだわるひとがいる。これは比較的女性が多い気がする。わたしはどちらでもない。そうだといわれればそうかもと答える。気分によっては、ひとを簡単に分類するなとも思う。だがたぶん、根っこの部分では信じていな…

悲しい顔のニコラス

もうおじさんなので、テレビをみていて見知らぬ若いひとがいると、すぐに「これ誰かの子どもだっけ?」とつい聞いてしまう。 わたしはあまり芸能界に詳しくないので、すぐに「これ誰?なんていう名前?なにか映画に出たひと?」と訊いてしまう癖がある。訊い…

お相撲さんに怒られたら、間違いなく縮みあがる。

日馬富士は残念なことになった。他の横綱が不在のなか、孤軍奮闘で横綱の意地をみせてくれたばかりなので、余計に残念に思う。 わたしのようなニワカで関心を寄せる輩さえも、ようやく相撲人気が復活してきて、いよいよおもしろくなってきたと感じていた矢先…

世界はほんとうに終わると信じていた。

日曜日は早い時間からまずは餃子専門店に入り、肉汁たっぷりの餃子をひと皿、それに馬刺しともずく。ビールとハイボールでやっつける。それから近所のアルゼンチン料理の店でフライドポテト、ハラミの熟成肉、そいつを片づけるために頼むオーガニックの赤ワ…

語る側からこぼれていく、ゲイジュツ。

今週のお題「芸術の秋」してますか? してません。ごめんなさい。 わたしもたまに絵を描くが、自分の絵が好きでもなければ、うまいとも思ったこともない。せめて過程を楽しんでいるならばいいけれど、そうでもない。描きはじめた側から、早く出来上がらない…

女性の強さについて

連日、強さについて考えている。このまえは主に男性的な強さだったことに気がついたので、せっかくだから女性的な「強さ」について考えている。まあ本当の強さに本来性別なんて関係の無いものだろうけれど、そこは敢えて。 とはいえ、男のわたしが、女性的な…

強さについて

この数日、強さについて考えていたらこんなことがあった。 友人に、かなり過激なスポーツで鍛えたムキムキの肉体を持っている後輩がいる。彼はとても穏やかで、協調性のある人柄だ。 彼は自分の持っている最大の防寒着はスエットパーカーだけだと常々いって…